グンデルはバリの人々からsua「天国の声」グンデルワヤン 16世紀以前からバリにあったといわれる楽器。。
通常のガムラン(ガンサ)とは違う種類です!
グンデルワヤンは数あるバリ島のガムランの中でも
昔からある楽器で16世紀以前からバリにあったといわれる楽器のひとつです。
音盤は青銅(銅とすずを混ぜた物)で出来ていいます。
ワヤンクリッという影絵芝居の伴奏音楽として使われ、
ワヤンクリッの伴奏のほかにも祭事の伴奏音楽として使われます。
グンデルはバリの人々から「天国の声」(suara sorga)とも呼ばれているそうです。
グンデルワヤンはバリの人々にとって生きていく上で欠かすことのできないガムランの一つなんです。
genderの音階
バリ島のガムランにはスレンドロ音階とペログ音階というのがあります。
ペログ音階は沖縄音階に似ていて、ゴンクビャールやガンドゥルン等が
この音階で構成されています。
スレンドロ音階は日本音階に似ていて、グンデルワヤンやティンクリック
等がこの音階で、グンデルワヤンは5音一組、2オクターブで構成されています。
グンデルで使われているスレンドロ音階は、西洋音階で音の
F#-A-B-C#-E(ファ#-ラ-シ-ド#-ミ)の音列に近いです。
というわけで音列は「ファ#-ラ-シ-ド#-ミ-ファ#-ラ-シ-ド#-ミ」の様になります。
あっ、でもこれは楽器によって微妙にピッチが違ってきますので全てのグンデルが
ファ#-ラ-シ-ド#-ミのピッチとは限りません。多少のズレはありますよん。
そしてそして、もう一つの大きな特徴ですが、2台、あるいは4台で演奏したときに
音に「うなり」が出るように少しずつピッチをずらしているんです。
genderの演奏方法
打楽器の多くはばちを握るようにして手首や腕を使って打ちますが、
グンデルの演奏方法はとても特殊です。
右手、左手とも人差す指と中指で挟み親指を添えてバランスを保ちます。
基本的には音を叩いた後、次の音を叩くと同時に前の音を手のひらの横で
止めていきます。
使うばちは「パングル」といって円盤状のちょっと形の変わったばちです。
グンデルはバリの人々からsua「天国の声」グンデルワヤン 16世紀以前からバリにあったといわれる楽器。。