メンズ旧ディンケラッカー
マイコレクションでかなり上位のお気に入りです。
ブランド 旧ハインリッヒディンケラッカーapollo
サイズ 6.5 25.5cm前後
ウィズG
製法 ノルヴェジェーゼ製法
素材 カーフ、アッパーの一部は違う革かも
手入れした感想
入手時、甲部分の履きジワが入る箇所がとても柔らかく、、、
「このディンケラッカー、クラックが入る可能性がある箇所は柔らかい素材を使ってるのか、これならクラックは入らず、手入れしない人も長く履けるな」が第一印象です。
数日かけ少量ずつ油分、水分をいれこんでみたとこ。
柔らかくはあるけど、すげーしっかりしたカーフじゃないか?
と驚かせてくれまして。
全く異なる顔を見せてくれました。
オイル保有率が高い時はバリッと決まったドレスシューズなのですが、
手入れをせず、ほったらかしで乾燥がひどい時、
これはクラックができないよう、圧力に順応するソフトカーフに変貌です。
よって、硬い部分の素材はおそらくカーフなのですが、履きジワが入る甲部分も同じか問われると
「違うかも?」
と断言できないわけです。
ちなみに、これと同じ様な作りは旧ディンケラッカーで頻繁に見ます。
当方がコレクションしている旧ディンケラッカーの靴は形変われど、アッパーがクラックが発生しにくそうな素材がよく使われてるんです。
おもうのですが
この時代の職人は
「一生履き続けれる靴」
を作るつもりだったのではないでしょうか。
アポロ末期のロゴはアフロっぽい男性がマークで、『男くささ』をテーマにしてるブランドな気がします。
さらにカーフに対する心配り、コバ周りの辮髪縫にこだわったりしてるとこなんて
職人「おれ、こんなんできるで」ドヤ!
と自慢してるような印象を受けます。
この時代のヨーロッパでは靴の製作も分業化され、一足の靴を一人の職人が全て作りあげる事はなかったようです。
そんな中旧ディンケラッカーだけは一人の職人が手作業で全て仕上げる製法を貫いてたようですね。
なので腕に自信のある職人が旧ディンケラッカーには沢山集まったとゆう話です。
旧ディンケラッカーの靴はとても面白いのでついつい買ってしまいます。
デザイン、エイジング、履き心地、全て別格です。
マイサイズではないので放出します。
最高の履き心地、是非お試し下さい。
メンズ旧ディンケラッカー