【御専用】マイセン 1890年頃 カマイユブルーの自然主義 波の金彩 A

こちらはお取り置き商品となります。専用の方以外のご購入はできません。ご容赦下さい。

●概要
マイセンカマイユブルーの自然主義波の金彩プレートA
・製作年代：1890-1900年頃（ボタン剣）
・1級
・市場参考価格:￥180,000税

様式は自然主義で、光の陰影や色彩の濃淡によってまるでそこに本物の花束が存在するかのような写実的な絵付けです。言うまでもなく、製作時期はボタン剣。マイセンの技術が歴史上最も最高潮に達した黄金期の作品。このような作品がボタン剣期や20世紀初頭に顕著に登場するのは、最高レベルの技術水準、良いものにならば幾らでも財を投じる特権階級、そして何より多くの優れた職人達がいた為と言います。
あまりの技術の高さから踏襲することができなかっただけでなく、経済低迷、人手不足も相まり、製作される割合が激減して行きました。同タイプの作品が今製作されたとしても、同じようで全く違う‥もはや過去の儚さは完全に失われています。

単色で絵付けすることは、多彩色よりもはるかに技量を必要とし、一般には上位のペインターにしか描くことは許されません。一色だけで質感や影、濃淡を表現することはとても難しいからです。同時に、言うまでもなく価格は非常に高額なものになり、なかなか手が届かないシリーズでもあります。

そして絵付けと同じくらい手が込んでいるのが周囲一帯の金彩装飾。波の金彩と言われるタイプの装飾ですが、ひとつひとつ丁寧に完全なる\"手書き\"で行われます。一寸の狂いなく完璧に一周させるペインターの技術は驚嘆に値します。これらは全盛期のマイセンだからこそできた技術の結晶です。

可能な限り写真を掲載しましたのでよく御覧になってください。儚く淡い描画は見ているとつい時間を忘れてしまうほどです。光を意識した色の反射まで見事に表現しており、ボタン剣時代の真髄を堪能できるかと思います。

カトラリー痕や金際の擦れもかなり抑えられており、アンティークとは思えないほどのコンディションの良さです。こういった状態のものは市場でも稀な種類に入ります。貴重な逸品をこの機会に是非ご検討ください。

●詳細
直径:15.5cm
高さ:1.5cm